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2月の予習:美の山~蓑山の由来

投稿者:上州おーちゃん

 二月山行の美の山は国土地理院の表記では蓑山(みのやま)です。
 蓑山は、なだらかな山容の独立峰です。多くの土地でこうした山を、「笠」とか「飯盛」に見立てて、「笠山」「笠ヶ岳」「飯盛山」と名付けます。ヤマレコによれば、日本全国に笠山は12、三笠山、大笠山、笠ヶ岳などを入れると72座、飯盛山(いいもり、めしもり)は37座もあります。ところが蓑山は全国に唯一つ、極めて珍しく有難い山名です。
 蓑と笠の組合せで、雨具になります。笠は円錐形で、山体の形容にぴったりですが、蓑は置くと平べったい不格好で、山名にはどうかと感じます。観光協会は、「昔、ダイダラボッチという大男が秩父盆地へやってきて、 蓑を脱いだ場所が山になって蓑山になり、カマドを築いた場所が宝登山(火処山)、持っていた釜を置いた場所が釜伏山になった」という説話を紹介しています。→簑山登山マップ
 或いは蓑笠を同一視したかもしれません。(諸説あります)
 現実の蓑山はすらっとした円錐を南北に引き延ばしたような、見ようによっては、美形の山です。「美の山」と名付けられて納得しているかもしれません。現地で確認です。


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