logo

地蔵岳の六地蔵

投稿者:おーちゃん

「旅の会」の山登りは二カ月ぶり、16名の元気組が集まりました。
今月初参加のAさんはHPを見て応募されたそうで、楽しい雰囲気が伝わる「つぶやき」は大事だな・・・。 起点とした緑に囲まれた静かな火口湖の小沼には、16歳の赤堀の娘が沼に引き込まれ龍神になったという説話があるそうです。前橋生まれの古老もこの説話を父親から幼い頃に聞いたと申しました。小沼から長七郎山を越え、「賽の河原」を下って八丁峠に出ました。
ここから登る地蔵岳はトロイデ(鐘状=粘り気の溶岩)型火口丘のため急斜面です。前橋方面から見ると釣鐘の丸い山頂は、やっぱり「地蔵」岳と名付けたくなります。頂上は安山岩がごろごろ、樹林が切れて遠目にはやっぱりつるつる頭です。そんな山頂には、石の地蔵さんが六体ありました。六地蔵です。悲しいことに本当に六「体」で、お顔はすべて落とされています。「罰当たりめ!」と思いながら、廃仏毀釈の狂気を想像しました。お顔の代わりにせめてもとの思いからか小石が積んでありました・・・・合掌。
大沼や黒檜山を見ながら三々五々お昼を頂きました。新坂平への下り道はなだらかで、溶岩の粘度が違うようです。「ひと月もすれば紅葉のトンネルだね」などと話しながら、快適な帰り道でした。

写真上 長七郎の稜線の「賽の河原」から地蔵岳を望む     写真下 地蔵岳の六地蔵


コメントする
コメントするにはログインが必要です。
コメント
0
コメントはまだありません